おうちコープとパルシステムのどっち派？比較でわかる長所と短所！

おうちコープとパルシステムはどちらも生協ですが別々の運営をしています。

２社が良く比較されるのは利用可能エリアが被るためで選択に迷うからです。

そういうときは「私はココが重要」という点に絞って比べると選びやすいと思います。

項目別の簡単な違いはこちらです。

項目	パルシステム	おうちコープ	備考
エリア	1都11県	3県	どちらも利用出来るのは神奈川、静岡、山梨
出資金	1,000～2,000円	500円	出資金は地域で異なり退会すると返金される
配達手数料	無料～270円	無料～198円	地域によって異なり条件を満たせば無料の週もある
割引制度	あり	あり（比べると充実）	割引制度の条件や内容は地域によって異なる
品数	約1,000品	約3,000品
安全基準	国より厳しい自主基準	国の基準に準ずる
離乳食	8ページ	8ページ	離乳食専用カタログのページ数
注文方法	5通り	4通り
支払方法	クレジットカード可	口座引き落しのみ

ひと言で両社の特徴を表現するとパルシステムは質重視、おうちコープは価格重視です。

ただ、パルシステムがやたらに高いわけではなく、おうちコープの質が悪いわけでもありません。

特におうちコープは現在お試しセット半額キャンペーンがさらに半額という大盤振る舞い中なのでかなりお得です。

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普段から添加物や産地などを気にしてお買い物しているならパルシステムがぴったりです。

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パルシステムとおうちコープのどっちがいいか200人に聞いてみた

比較表でおおまかに示した通りパルシステムとおうちコープの違いは質重視か価格重視です。

実際の利用者が選んだ決め手についてもアンケートで確認したいと思います。

選んだ理由	パルシステム	おうちコープ
知名度	24％	16％
親・友人が使っていた	14％	22％
添加物などの安全基準	25％	10％
値段が安そう	4％	22％
離乳食の充実	11％	10％
品揃え	14％	14％
その他	8％	5％
	パルシステム	おうちコープ

パルシステムを選んだ理由として多かったのは安全性や知名度で普段から添加物や産地などを気にする購買層が選んでいることがわかります。

一方のおうちコープは値段が安そう、親・友人が使っていたことを理由にする人が多かったです。

このことからも両者の特徴を踏まえて自身のニーズに合った生協を選んでいることがわかります。

パルシステムを選んだ理由とその後の満足度

安そうという理由以外では概ね満足しているという結果です。

期待外れと答えた人は少数意見ですが知名度や安さを理由にパルシステムを選んだ人でした。

おうちコープを選んだ理由とその後の満足度

おうちコープも加入の理由によらず概ね満足しているという結果になりました。

期待外れと答えたのは0名でやや不満と答えた人が若干いた程度です。

パルシステムとおうちコープを比較

パルシステムやおうちコープを選んだ理由や満足度についてのアンケート結果は答えていただいた方の主観によるものです。

でも感覚的なものだけでなく実際の違いを裏付け確認した方が良いと思います。

そこで具体的な違いをチェックしようと思いますが、その前に少しだけ自己紹介です。

私が3期（4期も内定）ほどアンバサダーをしているおうちコープは生協の安心感を持ちつつ、手に取りやすい価格帯を実践してくれる感じです。

ただ、パルシステムとの比較はあくまで中立的な目線で解説しています。

簡単な自己紹介はこのくらいにして各項目の違いを詳しく見ていきましょう。

配送エリアの違い

パルシステム	おうちコープ
東京、神奈川、静岡、山梨、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、福島、長野、新潟	神奈川、静岡、山梨

配送エリアはパルシステムが1都11県、おうちコープは3県です。

ちなみに東京・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・長野・新潟にはおうちコープと特徴の似たコープデリがあります。

料金や価格に関する違い

生協の料金や価格で比較したい点は4つです。

出資金

生協の利用には最初だけ出資金が必要です。

その額は地域によって異なりますが両社の利用出来る地域ではおうちコープの方が安くなっています。

地域	パルシステム	おうちコープ
神奈川	1,000円	500円
静岡	1,000円	500円
山梨	1,000円	500円
東京	1,000円	エリア外
千葉	1,000円	エリア外
埼玉	1,000円	エリア外
茨城	1,000円	エリア外
栃木	1,000円	エリア外
群馬	1,000円	エリア外
長野	1,000円	エリア外
新潟	1,000円	エリア外
福島	2,000円	エリア外

手数料（配達料）

生協の手数料（配達料）は週ごとの注文金額によって変わり、一度の注文額が多いほど安くなる仕組みです。

料金の幅や条件、名目は地域によって異なります。

両社の手数料（配達料）を比べるとおうちコープの方が安い傾向です。

生協名	料金の幅
パルシステム	無料～270円
おうちコープ	無料～198円

尚、生協は近所の友人などとグループ配達にすると配達料の割引があります。

ちなみに手数料は通常プランでの比較ですがパルシステムはタベソダという特殊なプランもあります。

「タベソダ」は利用したときだけ料金のかかるプランなので不定期に利用したい場合などは便利です。

割引制度

パルシステム	おうちコープ
充実	かなり充実

コープでは子育て世帯やシルバー世帯、障がい者のいる世帯などに割引制度を設けています。

その条件や内容は相対的に見るとおうちコープの方が良い感じです。

尚、割引は便宜的に4つの括りに分けていますが名称は両社で異なります。

各種割引の名称一覧（クリックすると展開します）

おうちコープの割引名称

• 子育て世帯への割引
  • 子育て割
• シルバー世帯への割引
  • シニア割
• 障がい者世帯への割引
  • ほほえみ割

パルシステム

• 子育て世帯への割引
  • キッズ特典、ベイビー特典、ベイビー＆キッズ特典、ベイビー優遇、ぬくもりベイビー
• シルバー世帯への割引
  • シルバー特典、シルバー優遇、ぬくもりシルバー
• 障がい者世帯への割引
  • ハンズ特典、ハンズ優遇、ぬくもりハンズ、フリー特典
• その他の割引
  • 被爆者健康手帳所持者優遇
  • 自立支援医療費制度優遇
  • その他優遇

商品価格の違い

パルシステム	おうちコープ
おうちコープより若干高い	スーパーに近い

商品の価格帯は全体的にパルシステムの方がやや高くなっています。

おうちコープは市販品や特価の商品も多く、利用しやすい価格帯で庶民的といった感じです。

但しパルシステムは厳しい安全基準を満たした商品なのでコスパが悪いわけではありません。

品数や商品の違い

パルシステム	おうちコープ
食品約770品目 生活用品約200品目	約3,000品

両社で扱う品数を比べるとおうちコープが圧倒しています。

その理由はパルシステムがプライベートブランドの多い商品構成だからです。

パルシステムは独自の安全基準をクリアする商品のみを扱っています。

一方おうちコープの安全基準は国の基準をベースにしており、広く流通する市販品も取り扱っているのです。

離乳食

項目	パルシステム	おうちコープ
カタログ発行頻度	毎週	月1回（注文は毎週受付）
品数	8ページ	8ページ

パルシステムでは野菜を国産、それ以外も国産を優先し化学調味料不使用、添加物は少なめの商品です。

注目なのは化学調味料不使用という点。

一方おうちコープも、国産の食材が多いほか、添加物も出来るだけ少ない商品をセレクト。

どちらも子育て期間の割引があり、便利な離乳食を少ない負担で利用出来るのもメリットです。

ミールキット

項目	パルシステム	おうちコープ
カタログ発行頻度	毎週	毎週
品数	毎週40種前後	毎週26種前後
価格帯（税込）	900～1,100円前後が多い	800～900円前後の商品が多い
調理時間	10分～15分程度	10分程度が多い

パルシステムのミールキットは産直や国産のものを使用し、遺伝子組換え原料の分別の有無も記載されています。

品数は毎週40種程度でほとんどは冷蔵品、価格帯は900～1,100円前後が多い印象です。

ミールキットの具材は国産に限らず輸入品も混在します。

カタログは毎週2ページで冷蔵品と冷凍品の品数は7：3くらいです。

価格帯は冷蔵品が800～900円前後、冷凍品は500円前後で多く販売されています。

たまご

項目	パルシステム	おうちコープ
品数	毎週6種程度	毎週11種程度
価格帯（税込）	6個入り214～376円 10個入り289～322円	6個入り203～429円 10個入り278～321円
特徴	全て産直や平飼い 餌の非遺伝子組み換えかも記載	平飼いもある

牛乳

項目	パルシステム	おうちコープ
品数	毎週5種程度	毎週16種程度
価格帯（税込）	500ml　178円 1,000ml　268～328円	500ml　　170円 900ml　　278～289円 1,000ml　192～408円
特徴	低温殺菌の牛乳が揃っている	コープのオリジナルから市販の牛乳まで種類が豊富 低温殺菌の牛乳もある

野菜

項目	パルシステム	おうちコープ
品数	カタログで4ページ	カタログで4ページ
キャベツ1個	214円	213円
レタス1個	214円	213円
ブロッコリー1個	300円	246円
トマト400g	538円	478円
きゅうり3本	257円	257円
特徴	1ページは産直野菜　 1/3ページは有機野菜	週によっては100円野菜も販売

上記は数量の合う野菜を抜粋して比較しています。

おうちコープは100円野菜やギリギリ特価のセール販売を随時しているのがポイントです。

お肉

項目	パルシステム	おうちコープ
品数	カタログで2.5ページ	カタログで3ページ
冷蔵豚ロース切身200g	581円	578円
冷蔵豚ロースうすぎり100g	285円	292円
冷蔵牛切落し100g	539円	537円
冷凍鶏モモ肉100g	163円	158円
特徴	豚肉は冷蔵が多めでメインはこめ豚や産直豚 牛肉は冷蔵と冷凍が半々程度 鶏肉は冷凍のみで抗生物質・合成抗菌剤を添加しない飼育	豚肉は冷蔵と冷凍が半々程度でメインは茶美豚 牛肉は若干冷蔵でほぼ冷凍 鶏肉は若干冷蔵でほぼ冷凍

お米の比較

項目	パルシステム	おうちコープ
品数	カタログで1ページ	カタログで1ページ
価格帯（5㎏の税込）	2,968～3,400円	2,462～2894円
特徴	化学合成農薬や化学肥料にできるだけ頼らないコアフードやエコチャレンジがほとんど	指定産地のお米のみを販売しているためどこで誰が管理するお米かわかる

パンの比較

項目	パルシステム	おうちコープ
品数	カタログで2ページ	カタログで2ページ
食パンの価格帯（税込）	214～235円	116～235円
特徴	8割程度がプライベートブランドでイーストフード、乳化剤、防腐剤、酸化防止剤などの添加物を使わない製法	ユーコープセレクションの食パンはイーストフード、乳化剤不使用です。またおトクな価格帯で菓子パンも豊富に揃っている

安全基準の違い

項目	パルシステム	おうちコープ
放射性物質検査	牛乳や乳児用食品は国が定める基準の1/5 一般食品は国が定める基準と同等から1/10	国の定める基準で自主検査
残留農薬検査	残留農薬は国の基準の1/10以下を目標	国の定める基準で自主検査
食品添加物	国の認める添加物のうち24％は不使用 国の認める1,545物質のうち実際の使用は約400物質	国の基準に準ずる（一部は厳しい自主基準で対応）
遺伝子組換え作物	原則不使用	国の基準に準ずる

おうちコープは基本的に国の基準を尊重し、一部厳格な基準を設けながら自主検査をするというスタンスです。

注文方法の違い

項目	パルシステム	おうちコープ
電話で注文
用紙で注文
ネット注文（PC）
アプリ注文（スマホ）	※プラン別で2つアプリあり

おうちコープとパルシステムの注文方法はどちらも電話、紙、ネット（PC）、アプリ（スマホ）の4つです。

但しパルシステムは2種類のアプリが用意されています。

タベソダはプランが異なるためアプリも別に用意されています。

支払い方法の違い

項目	パルシステム	おうちコープ
購入代金支払方法	口座引き落し クレジットカード	口座引き落し
支払いサイクル	月払い	週払い

支払い方法の利便性はおうちコープよりパルシステムが充実しています。

パルシステムはクレカを使えるのでカードのポイントを貯められます。（カード払いの場合パルシステムのポイントは付かない）

また支払いが月1回だと毎週残高を気にする必要もありません。

そしてもう一つ大きいのがネットバンクを使える点。

おうちコープの支払方法はパルシステムのような選択肢を持てないのがネックです。

おうちコープとパルシステムの違いからわかること

各項目からもパルシステムは質重視、おうちコープは価格重視なのがよくわかります。

どちらにすべきか迷うなら「私はココが重要」という点に絞って比べると選びやすいと思います。

個人的に言うならやっぱり価格の安いおうちコープがおすすめです。

独自の安全基準で食材を管理するパルシステムも良いですが、生協はどこも安全管理がしっかりしています。

独自の基準ではないものの、自主検査も実施しているので十分かなという感じです。

おうちコープをおすすめする人

おうちコープの強みは料金や商品価格の安さ、品揃えの豊富さです。

その他も十分な内容ですがパルシステムと比べれば少し劣ります。

＼今だけ！半額キャンペーンがさらに半額の500円／

パルシステムをおすすめする人

パルシステムの強みは充実した離乳食や厳格な基準による安全への取り組み、支払方法の利便性を挙げられます。

一方で料金の安さや品数などはおうちコープの方が充実しています。

＼ 添加物などの基準が厳しく安心出来る食材が魅力 ／

おうちコープとパルシステムを併用するのもあり

おうちコープとパルシステムはどちらも充実した生協です。

そこで両社を上手く使い分けるというのもありなのかなと思います。

その方法はこの記事でも度々触れたパルシステムにあるタベソダというプランの利用です。

タベソダは利用した時だけ配達料が発生するので欲しい時、欲しい物だけ頼めます。

おうちコープとパルシステムはどっちがいい？（まとめ）

パルシステムとおうちコープはどちらも人気のある大きな生協です。

迷ったときは重視する点でどちらが優れているかを見極めると選びやすくなると思います。

両社の違いを強みと弱みに分けると次のような感じです。

パルシステム

おうちコープ