パルシステムは利用のために出資金が必要で加入時に支払います。
初回の出資金は福島が2,000円、それ以外の地域は1,000円で、その後の出資は任意です。
出資するとパルシステムの組合員となり、脱退するまで永続的に利用することが出来ます。
尚、出資金は入会金と違って脱退時に返金されるため実質的な負担は0です。
支払った出資金はパルシステムの運営資金などに充てられるんですよ
\ 加入がまだならまずはおトクに /
パルシステム加入時の出資金はいくら?
冒頭でもお伝えしましたが、パルシステムを利用するために必要な出資金は地域で異なります。
地域 | 初回に必要な出資金 |
---|---|
東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、長野、新潟、静岡、山梨 | 1,000円 |
福島 | 2,000円 |
出資金は初回のみ必要でその後の増資は任意です。
出資すると組合員になり、パルシステムを利用出来るようになります。
加入時に出資の必要がないケースもある
パルシステムの宅配を利用するには組合員となることが必要です。
ところが実は既に組合員になっていたという人もいます。
宅配以外のサービスを利用するため、過去に組合員になったケースです。
パルシステムの主なサービス
- パルシステム共済・コープ共済
- パルシステムでんき
- パルシステムの夕食宅配
何かで利用した記憶があれば組合員登録の有無を確認することをおすすめします
オンラインパルコールセンター
電話番号:0120-744-200
受付時間:月~金 9:30~17:00/土 9:30~13:30
パルシステムの出資金は何のため?
パルシステムは組合員が出し合ったお金で商品を仕入れ、組合員に利用してもらう非営利法人です。
組合員の共同購入というイメージで出資金は運営資金に充てられます。
パルシステムは組合員の生活を豊かにすることが目的でもうけを追求しているわけではないのですね
ちなみに生協は消費生活協同法をベースに運営されていて、「組合員は1口以上出資しなければならない」と定められています。
これが最初に必要となる出資金というわけです。
必要な出資金はどの生協も同じ金額?
各生協で必要な出資金の額が違うのは独自の基準を設けているためです。
その基準を比べてみたのが下の表となっています。
大手コープ | 加入時 | その後 |
---|---|---|
パルシステム(福島以外) | 1,000円 | 任意 |
パルシステム(福島) | 2,000円 | 任意 |
コープデリ | 500~1,000円 | 任意 |
おうちコープ | 500円 | 任意 |
生活クラブ | 1,000円 | 毎月1,000円 |
チョイスはパルシステムとエリアの被る生協で規模の大きい3社となっています。
競合の生協と比べると若干高い設定ですが、マストは初回だけで退会すれば返してもらえるお金です。
出資金が地域によって違う理由
パルシステムは複数の生協が集まって1つのサービスを共有している感じです。
イメージは各生協で組合員になり、共有サービスのパルシステムを利用するような感じですよ
そのため出資金や手数料など加入する生協(エリア)によって異なります。
出資金の支払い方法
パルシステムの出資金は加入時とそれ以後で支払い方法が異なります。
加入時はクレジットカード決済またはコンビニ支払いです。
また、その後も商品の注文とあわせて出資を増やせます。(増資)
増資の支払い方法は買物代金の決済と同様でクレジットカードか振込です。
パルシステムの出資金で注意したい点
パルシステムを利用する上で最低限必要となるのは初回の出資金です。
その際、2つほど注意点があるのでその解説をしておきたいと思います。
出資金の注意点
- 加入後、デフォルトでは毎月増資になっている
- 定期便と指定便を併用する場合はそれぞれに出資金が必要
加入後、デフォルトでは毎月増資になっている
基本設定のお話で加入時は毎週200円の増資をする設定になっています。
何も変更しないでいると予期せぬ増資をすることになるので気を付けましょう。
注文したら、勝手に増資されていました。
2024/3/18更新パルシステムでは増資は任意となります。
パルシステム:ヘルプより引用
多くの組合員より増資の申し込みがあることから、あらかじめご注文時に200円の増資ができる仕組みとなっております。変更を希望される場合は下記の増資の変更方法をご確認ください。
ちなみに増資は任意なので設定変更はとても簡単です。
デフォルトではここが200円(数量が2)になっているので0円に変更すれば完了です
定期便と指定便を併用する場合はそれぞれに出資金が必要
パルシステムは運営資金を組合員の出資金に委ねる形です。
異なるサービスの提供にはそれぞれに活動資金が必要となり、併用する場合は別途出資を求めています。
ちなみに定期便とタベソダは併用出来ないので別途の出資金を心配する必要がありません。
パルシステムの出資金は任意で増やせる(増資)
パルシステムの利用で必要となるのは初回の出資金のみとなっています。
でも、非営利法人のパルシステムは円滑な事業を営む上で組合員の出資金がとても重要です。
任意とは言え、増資によってパルシステムを支えることに繋がるのですね
加入後のデフォルトで200円の積立増資になっていることからも、「積立お願いします!」が本音ベースだと思います。
でも、そのお願いに乗るのは組合員にとってもメリットがあるのです。
増資のメリットは出資配当金
パルシステムは組合員の生活を豊かにすることを理念とする非営利法人です。
儲けることが目的ではないため、事業活動で得た利益は必要以上にストックせず、出資者へ配当という形で還元してくれます。
尚、配当還元は利益水準によるので毎年必ず出ると約束されたものではありません。
また、配当は加入する生協の業績により決まるので地域によって還元率が異なります。
私の住んでいる神奈川のパルシステムを例にすると昨年度は0.1%の配当金でした(2023年6月)
昨今の銀行預金に比べればずっと割のいい還元率だと思います。
注意点
配当金は出資金に振替されるので、即時の入金ではありません。
配当による増資みたいなイメージです。
増資の方法
ネット注文での増資
ネット注文だとパルシステムの増資は注文内容確認のページで増資欄から行えます。
増資の形態 | 1度に出来る増資口数(金額) |
---|---|
積立増資 | 1口100円から |
増資 | 1口1,000円から |
積立増資は1度選択すると毎週同額で増資される形態です。
アプリでの増資
アプリからの増資もネット注文と流れは同じです。
積立増資は1度選択するとその後同額で増資されるようになっています。
注文用紙での増資
注文用紙の場合、2週連続で同じ数量を注文するとその後は自動で同額の増資が行われます。
ネット注文などと少し違うのは積立増資の反映ということですね
出資金の限度額
各地域のパルシステムは定款で出資金の限度額を定めています。
定款をネット上で公開している地域を例にすると次の金額です。
地域 | 出資金の限度額 |
---|---|
東京 | 500万円 |
神奈川 | 100万円 |
千葉 | 200万円 |
埼玉 | 100万円 |
限度額に達するまでは増資することが出来ます。
パルシステムへの出資は業績に応じて配当金をもらえる他、最終的に元本の返金があるので積立として有用です
銀行の積み立てに妙味のない昨今は一層ニーズも高まっています。
また銀行の定期積立と違い、任意に出資を増減できるのもポイントです。
増資しやすいポイント
- 少額から積立(増資)出来る
- 同額を必ず積み立てる必要がない
パルシステムの出資金残高を確認する方法
出資金の残高がいくらなのか確認する方法は何通りかあります。
出資金を確認する方法
- ネット・アプリから確認
- お届け情報から確認
- 決算配当通知書で確認
ちなみに私は2024年3月からはじめたのでまだ配当通知書を貰った経験がありません。
画像でもわかると思いますが私の出資金はまだちょこっとですw
ネット・アプリから確認
ネットやアプリならいつでも簡単に残高確認が可能です。
アプリなら画面右下のメニューを選んで出資金をタップすれば残高が出てきます。
ネットも同じようにメニュー(画面右上)を選び、出資金をクリックすると残高が表示されます。
お届け情報から確認
定期便を利用している場合、お届け情報は毎週届くと思います。
でも出資金残高が記載されるのは毎月末の明細です。
私は微々たるものですが、今は色々試している最中で増資額を0にしたり増やしたりしています(言い訳っぽいですね)
決算配当通知書で確認
こちらはパルシステムの見本ですが書式は所属する生協で異なります。
年1回の決算でこのような通知書が届くようです。
パルシステムの出資金を引き出す(減資)
パルシステムの出資金は増やすだけでなく引き出す(払い戻し)ことも可能です。
出資金の払い戻しは増資などと同じく地域によって取り扱いが異なります。
定款をネット上で公開している地域を例にすると以下のような取り決めです。
パルシステム東京・神奈川・千葉・埼玉
減資は事業年度末日の90日前までに申請すると事業年度の終わりに払い戻しされる
でも、千葉は4回の払い戻しに応じていて定款よりも速やかな対応をしています。
実際の運用形態は各地域へ問い合わせするのが正確です。
ここで重要なことは申請をすればいつでもお金が戻ってくるというわけではない点だと思います
少しまとめるとパルシステムの出資金は次のようなメリットとデメリットを持っています。
減資の申請方法
パルシステムの出資金を引き出すには減資の申請が必要です。
この申請書はお問い合わせにより取り寄せます。
申請書の取り寄せ方法
- メール
- 電話
メールで取り寄せ
問い合わせフォームを開き、その他を選びます。
減資したい旨を伝え、送信すればOKです。
電話で取り寄せ
電話で取り寄せる場合はこちらに連絡して減資したい旨を伝えます。
パルシステム問合せセンター
0120-868-014無料
受付時間 月~金 9:00~20:00 | 土 9:00~17:00
地域ごとの公式サイトから申請書を取り寄せることも可能ですよ
パルシステムの配当金と利用割戻し
パルシステムは年に1回、業績に応じて出資配当をもらえます。
このタイミングでもう1つあるのが利用割戻しです。
利用割戻しとはパルシステムの利益を利用者に還元するもので、その年度の利用金額に応じて割戻してくれる制度になります。
後付けの値引きみたいなイメージで考えるとわかりやすいかもしれません
例えば昨年の神奈川だと0.6%の利用分量割戻しでした。
1年間の利用額が20万円だったとすると、20万円×0.6%で1,200円を返してもらえます。
パルシステムの出資金まとめ
今回の記事ではパルシステムの出資金について解説しています。
最後にもう一度まとめると…
- 加入時にマストで必要な出資金は福島が2,000円、それ以外の地域は1,000円
- 出資金は脱退時に全額が返金される
- 加入後の増資は任意で可能
- 増資のメリットは配当金をもらえる点
- 出資金は引き出し(減資)が可能
出資金は最低額に抑えても良いですし、貯蓄の一環として増やすことも可能です。
過去を見る限り銀行利率よりずっと良い配当利率なので貯蓄の一環としても有用。
但し、払い戻しは時期が決まっているので「思ったときにすぐ換金」というわけにはいきません。
換金に余裕をもったスケジュールを見越して増資するのが良いと思います
\ 加入がまだならまずはおトクに /